シミを予防してアンチエイジング!

アラサー女子がシミについて語りますw

シミに有効な「ハイドロキノン」って何?

ハイドロキノンとはシミに効果のある成分として化粧品や外用薬に用いられている成分です。

ですがそもそもこのハイドロキノンとは何かと言われると、すぐに説明できる人はあまり多くないでしょう。

ではハイドロキノンとはそもそもどういったものなのかというと、まずこのハイドロキノンというのは化学合成によって作られる物質と言うわけでは無くイチゴやコーヒー、麦芽といった食品にも普通に含まれている天然成分でもあります。

尤も、そうした天然のハイドロキノンを採取して化粧品を作るとなると莫大なコストがかかってしまいますから、現在に一般的な化粧品や外用薬で使われているのは化学合成によって作られたものです。

ただ化学合成で作られたものであると言っても安全試験をクリアしているものしか使用されないのが普通ですから、化学合成だから危険だということは無いでしょう。
さて、ではこのハイドロキノンがシミに効果があるのはどうしてなのかというと、これはメラニンの合成を防止する」ことと「チロシナーゼ酵素の活性化を抑える」、そして「既に出来てしまったメラニンを還元する」三つの効果が関係しています。

まずメラニンの合成についてはシミの原因であるメラニン色素をそもそも作りづらいようにするという効果であるためシミ予防においては極めて効果的であると言えます。

次にチロシナーゼ酵素とは、ざっくりと説明すればメラニン色素の原料のような物です。
要するにメラニン色素の原料を作ることを防ぐ効果があり、それによってメラニン色素が蓄積されづらくなってシミが予防できるのだというように考えてください。
そして最後のメラニン色素の還元ですが、これは簡単で既に皮膚にシミとして出来てしまっているメラニン色素を別の物質に作り変えてしまう効果となっています。

これら三つの効果があるためにハイドロキノンはシミの予防・治療に極めて効果的であるとされており、欧米などでは普通に医療機関で処方してもらえる薬として古くから親しまれているのです。
ちなみにこのハイドロキノンの安全性ということについてもよく議論が起こるのですが、これについては「副作用が出るリスクはある」というのが答えになります。

シミを改善する効果が強いということはそれ以外の効果も強いということですから、ハイドロキノンが体質的に合わない、大量に使用してしまったなどの場合には肌が炎症を起こしたり、却って色素沈着が激しくなることもあります。

ただ色素沈着に関しては紫外線ケアを徹底することで大半が予防できますから、ハイドロキノンを用いた治療を行う際には用法用量をしっかり守り、普段よりも紫外線ケアに気を使うように心がけてください。