シミを予防してアンチエイジング!

アラサー女子がシミについて語りますw

活性酸素もシミの原因に

シミは、メラニンという色素が肌に沈着して残ったことによりできる黒い斑点のことです。中年以降に増加するために、老化現象の象徴として認識されており、シミが多いと実年齢よりも老けて見られてしまいます。ただし、健康に対しての直接的な悪影響が及ぶことはないので、シミの改善は治療目的ではなく美容目的と認識されています。このために、見た目の問題を対象とした診療を提供している美容外科や美容皮膚科などのクリニックが専門となります。

ちなみに、シミが出来るプロセスとしては、紫外線などで表皮がダメージを受けた際に、それを食い止めるためにメラニン色素が生成されて、これがそのままの状態で残ってしまうという流れとなります。年齢を重ねるにつれて増えていく理由は、ターンオーバー機能が低下してしまうからです。つまり、若い時代であれば新しい皮膚にチェンジされるので、メラニン色素が付着した古い皮膚が残ることはないのですが、中年以降になるとスムーズに機能しなくなります。

さらに、加齢によりシミが出来やすくなる原因として、活性酸素という物質の作用も関係しています。この活性酸素は、通常時は細菌やウィルスなどの侵入を防ぐという役割を担っているのですが、この内の一部は自分自身の細胞に攻撃を加えてしまいます。このために、放置した釘が赤く錆びていくような状態に細胞が変化するので、様々なトラブルを引き起こすことになります。

なお、活性酸素がシミと関係しているのは、紫外線を受けたことにより、この物質が大量に生産されてしまうからです。これは、紫外線によるダメージから守るということを目的としているのですが、前述したように一部は自身の細胞を酸化させてしまいます。すると、今度はこれを食い止めるために、メラニン色素が大量に生産されてしまうのです。この大量に生産されたメラニン色素の色だけが付着した残骸が、シミとして残ることになります。

このために、シミの予防と改善のためには、紫外線対策とともに活性酸素に対してのアプローチも必要となります。ちなみに、活性酸素の働きを抑制することは抗酸化作用と呼ばれており、アンチエイジングの基本となっています。具体的には、ビタミンCやポリフェノールなどの成分が有効で、これらが配合された外用や内服のアイテムの利用が効果を発揮します。特に、ビタミンCには、抗酸化作用とともに肌のターンオーバーを活性化する作用があるので、シミ対策には特に効果的です。